ちょっと下の局面を見て下さい。

さらに相手はポーンでこちらの駒の動きを封印してきます。
こうなってくるとチェス経験の少ない人は「もうやれることがない (涙)」となって「無意味な手」繰り返し指してしまいます。
「取らせて取り返す」とは局面を動かすためのテクニックです。
意味もそのままで、「相手に自分の駒を取らせて、取り返す」ということです。
例えばさっきの図を見てみます。

ここで次の手順を見て下さい。



これでガチガチに固まっていた相手のポーンが少し溶けました。
ただ単にひたすら相手の駒を攻めて「そのうちなんとかなる」と考えるのではなく、「取らせて取り返した時にどんな配置になっているか」を想像しながら次の手を考えるとチェスっぽい考え方になります。
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- 自分の手番で相手の「守られていない駒」を攻撃しつつ駒を動かす。
- 相手は「守られていない駒」を「防御」「回避」せざるを得ない。 (相手は手番を消費する。)
- 再び自分に手番が回ってくる。
例えばこんな感じです。



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- 相手が手を指した直後、相手の手の意味を知るために探す。
- 先読み中、相手の指し手を予測するために探す。
- 自分が決めた次の一手に間違いがないかどうかを検証するために探す。
・・・ってな感じです。次の手を考えるときは常に「最悪の手順は何だろう・・・?」と自分に疑問を投げかけながら考えるとチェスっぽい考えになります。

・・・です。
ゲーム開始時、戦闘準備ができるまでは 4段目で我慢する方が駒を追い掛け回されずにスムーズに準備できると思います。 簡単にとれない「魚の小骨」を維持するように考えることでチェスっぽく戦略を練ることができます。

- いかに利用できる「空きマス」を増やすか。
- いかに相手に「空きマス」を利用させないか。
・・・だったりします。自分はどの「空きマス」を守るべきか、相手はどの「空きマス」を守っているかを確認する癖をつけるとチェスっぽくボードを見ることができるようになります。
まだチェスに慣れていない人はとりあえず以下のリストを意識しながら対戦したり棋譜を鑑賞したりするとチェスの考え方が身につくと思います。
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