ちょっと仕事でシュモール結節(Schmorl's nodes:SN)を調べる必要があり。この際教育的な論文を読む事にしました。簡単に渉猟した範囲ですが、Neurosurg Rev(2018IF2.5)に載った総説が一番良さそう。

ペリドット ネックレス2連18金 値下げSchmorl's nodes: current pathophysiological, diagnostic, and therapeutic paradigms

研究疑問  :SNにおける最新の知見は?
研究デザイン:文献レビュー
セッティング:全世界

Introduction
・SNは病理医であるSchmorl CGが1927年に報告
・男、T7-L1、椎体尾側/中央に多かった
・周囲には軟骨細胞と骨管構造の増生がみられた
・高さは1-9mmで、隣接椎体にも鏡で映したかのように発生することがある
・無症候性の腰椎MRIの19%にみられた
・病理解剖で~73%にみられた
・遺伝的素因、椎間板変性(DDD)との関連が示唆

Schmorl's nodes and Modic endplate changes
・1988年にModicがDDDに伴う終板変性をⅢ型(Modic change:MC)に分類
・MCはDDDの経年変化を反映してⅠ型からⅢ型に進み、腰痛と関連する
・でもMCとSNの関連はわかっていない
・多発SNとScheuermann's(ショイエルマン)病との関連が示唆
・大きなSN、拡大するSNはMC様の骨髄浮腫を伴うことが多い
・MCⅢ型はSNの表現型の1つかもしれない
・MCⅢ型に外傷など他の要因が加わってSNが発生するのかもしれない

Pathophysiology of Schmorl's nodes・SNは虚血の最終段階であるとの仮説もある

Clinical presentation
・腰痛
 - 骨髄浮腫を伴うSNなどに限定して関連するとの見解
 - 拡大するSNは骨折を起こしやすいかも
 - 侵入する髄核による免疫応答や、血管増生によるとの仮説あり
・骨粗鬆症性骨折
 - 小児期の骨折によりSNが発生するとの仮説
 - 一方、発達期の終板ストレスで発生するとの仮説もある
 - SNは初期の終板骨折を反映するとの考えもある
 - SNの57%が急性腰痛で発症したとの報告
 - また、骨髄浮腫を伴う腰痛の43%にSNが発生したとの報告
 - SNは外傷性に発症するとの見方が強い
 - いずれにしろSNは骨折と関連ありそう
 - SNがある高齢者は骨粗鬆症の評価と治療をすべき

Treatment of Schmorl's nodes
・椎体形成
 - 8割近くのSNに効果ありとの報告(ただし骨髄浮腫を標的に行うべき)
・固定術
 - 椎間板造影陽性のSN20/21人に効果があったとの報告
・その他
 - インフリキシマブや交通枝ブロックが効果あるとの報告

Conclusions
・多くのSNは無症候だが、免疫応答や骨脆弱性により症候性となるものがある
【コメント】
これまであまりSNは気にしていませんでしたが、先人たちは解剖や力学実験など素晴らしい仕事されています。我々臨床研究者はデータから真実に迫れるよう精進しなければ。それにしても疲れた...1時間半もかかってしまった涙...てかSNが先天性疾患とかよく言うわ... 社会健康医学博士
臨床疫学を学びたい!と上京しもう5年、臨床も研究も冴えない40代です。